学校での“いじめ”について

最近の小学校、中学校では、いじめがいっそう増える傾向にあり、内容も悪質になってきており、悲劇的な事件が相次いでいます。いじめの原因については、いろいろな分野の専門家が協議をしていますが、損害賠償事件として法廷に持ち込まれるケースも増えてきています。

被害をうけた場合、裁判では誰を訴えるのか?

学校の責任

学校ないしその設置者たる市長村等は、教育の場における児童・生徒らの生命、身体の安全に万全の安全を期すべき法的義務を負っており、それを怠れば損害賠償義務が発生致します。特に、常日頃いじめが問題になっているような学校では、校長を初めとして各教諭の児童、生徒に対する指導義務は相当重大です。

直接の加害者ないしはその両親

加害者が被害者に対していじめに相当するような危険行為をしなければ、事故は起こらなかったので、加害者が悪いことは間違いありません。しかし、法律的に、まだ判断能力が必ずしも十分とは言えない小学生等に損害賠償責任を認めるわけにはいきません(責任無能力者)。その場合には、その責任は、その両親が負うことになります。親権者たる両親には子供を監護教育する義務があり、家庭の内外を問わず子供も生活全般にわたって監督をしなければなりません。学校内の事故でも、学校に責任があるからといって、親に責任がないというわけにはいきません。

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